デフォルメのコツ

お久しぶりです。いのっちです。

今回はデフォルメのコツについて書いて行こうと思います


まずデフォルメとは・・・

造形美術などで、対象・素材の形態を意識的に変形すること。

という意味があるそうです。


wikiでは

現代日本では、対象(主に人物)の特徴を誇張、強調して簡略化・省略化した表現方法との意味で用いることもあるが、これは日本独特の用法であり、本来のフランス語には誇張や簡略化の意味合いはなく、力学、地質学、数学などにおける「変形(する)」という意味で使われている。


もともと変形の意味を持っているようですね

日本でしか簡略化するという意味でのデフォルメは通用しないようです。勉強になりました。


そこでデフォルメキャラを作るにあたって 大体の人が8頭身など高頭身から2頭身を作ると思います。

その場合によりデフォルメ(簡略化)をするコツを紹介します。


結論を言うとラバーストラップの制作を参考にする!!

ラバーストラップをみていて大体うまくいくのではなかろうかと最近わかりました。

そこで実験

オリジナルキャラのピースちゃんに登場していただきます

こちらがピースちゃんです。

まずはこのイラストをいつも通りにデフォルメしていきましょう。

自分がデフォルメを描くとこんな感じに仕上がります。

ここに今回紹介したラバーストラップの制作を参考にしてみましょう。

ここでラバーストラップを制作するときの注意点

①使える色が少ない
②色と色の間は溝になるのでベースの色が入ってしまう。
③70mm×70mmの大きさに色と色の間(線画)の太さは0.3mm(企業に差がある)

この3点を見ていきましょう。


①使える色が少ない

こちらは今回ラバーストラップを実際に作るわけではないので省略


②色と色の間は溝になるのでベースの色が入ってしまう。

まずはこちらをご覧ください

実物のラバーストラップを見ていただければすぐわかると思います。

黒(茶色など暗い色が多い)のベースのゴムの上に色が付いたゴムが乗っていると思います。

つまり線画の部分は溝になるということと色の違う部分には境目に溝が入り黒いラインが入ってしまうということがわかります。

目の部分のみですが白目部分と瞳の中を色分けすると以下の画像のようになります。

この状態では白目の線が強調されて気持ち悪いです。

白目と瞳のピンク色のハイライトをなくすようにデフォルメしてみましょう

大分見やすくなったかと思います。

ここで得たコツはデフォルメキャラに影はほぼ必要ないということ

なるべく色数を使わないように意識してデフォルメするとよりキャラクターが引き立つかもしれません。


③70mm×70mmの大きさに色と色の間(線画)の太さは0.3mm(企業に差がある)

簡単に言うと結構線画が太くなるということ

細かい部分はつぶれてしまい表現ができなくなります

こちらを考慮して整えてみたものがこちら

・二重の線やまつ毛のラインが重なっていてごちゃごちゃしていたものを排除
・瞳の瞳孔もいらないかもしれないと思い排除
・口の描き込みも排除
・手や脇、鎖骨など細かいラインを排除
・腕や服のラインをよりシンプルに調整

これで更にデフォルメ感が出せたかと思います。


しかし他のラバーストラップを見てみましょう。

そもそもまつ毛と瞳を分けていなかったりと色が隣り合わせで使えないことを考慮しての工夫がされています。

こちらも取り入れた結果こちら

よりデフォルメキャラになりました!

最初と比較してみましょう。

ラバーストラップの制作を参考にしただけでここまでデフォルメすることができました。

ラバーストラップの制作のように簡略化の縛りを入れて制作するといいかもしれません。

今回は影など色が隣り合ったものが使えないや線画の太さでしたが自分なりの縛りをいれてデフォルメしていけば個性が出て魅力あるデフォルメキャラクターに仕上がると思います。


最後にできたイラストにストラップのわっか付けてみました。

まさにラバーストラップ!個人的にほしいですw


以上デフォルメキャラを制作するときのコツの一つでした。




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