『Plague Inc. - 伝染病株式会社 』〜コンセプトが導くシンプルUI〜

こんにちは。ゾンビ物大好きな温御飯と申します!

海外ドラマなら「ウォーキングデッド」、漫画なら「アイアムアヒーロー」などなどありますが、大体が未知のウィルスが原因ですよね。


そのウィルスを生み出し世界を破滅してしまおうというアプリが

「Plague Inc. -伝染病株式会社」です!

大抵が感染する側が主役ですが、ウィルス側が主役だなんてとても斬新ですよね!

こちら120円の有料アプリでリリース自体は2013年末ですが、有料ランキングには常時トップランキング入りを維持しているロングヒットアプリです(一体どれだけ売り上げているのでしょうか・・・)。


それではプレイ方法を軽く紹介しながら中身を見ていきましょう!

まず伝染病タイプを選択します。最初は「バクテリア」タイプしか選択できませんが、

クリアor課金でより強力な伝染病を選択できます。

次に難易度を選択して伝染病の名前を決めます。(身近な友達の名前なんかを付けるとちと面白いですw)

そしていよいよスタートですが、ここまで大きめのボタンが多く直感的に選択してゲームスタートまで約20秒ほどととてもスムーズに始められます。


基本的なプレイの流れは、世界地図上に現れる「バルブポイント」をタップすると

ポイントが獲得できるので、貯まったポイントでウィルスを進化させて

より強力な病気を蔓延させる。そして全人類を絶滅させるのがクリアとなります。

しかし人類もワクチンを開発してくるので、完成する前にウィルスの「進化」で対抗し

絶滅に追いやるのです!

このゲームはこの世界地図がメインプレイ画面で

ボタンも非常に少なく、これといって難しい操作もいりません。

ほとんど左下の「病気」ボタンしか押しません。


なのでチュートリアルといえるものは下記の3枚の説明が表示されるだけです。

チュートリアルがないゲームってなんてスマートなんだろうって改めて思いました。。。

まずはウィルスを最初に撒き散らす国を選択するのですが、

貧困な国ほど広まりやすいなど現実世界をとてもリアルに再現・設定しているので

今までの一般知識としての各国のイメージをもとに直ぐに

ゲームのストラテジー的なところは想像できて始めやすい感覚がありました。

そしてメイン画面以外に多用するページが、こちらのウィルスを進化させる画面です。

こちらのページも使い勝手はとてもシンプルでありながら「伝染」「症状」「能力」を各国の風土・情勢に合わせて進化させることで、伝染しやすいウィルスを作り上げるというとてもストラテジックな要素が多く詰め込まれています。

例えば、暑い国ならば「熱耐性」を上げて、蚊の多い国なら「昆虫感染力」を上げるなど

ウィルスを進化させて戦略していきます。

↑僕はメキシコから破滅への道を選択しましたが、こちらの情報のように都会的な先進国なので医療が進んでいるためか、病気が蔓延しづらく一度ゲームオーバーになってしまいました。。。

結構、現実世界をリアルにシミュレートしています。

本当に現実世界の各国の情勢などを思い浮かべて戦略を練っていくと

うまい具合にウィルスが蔓延されて、見事全人類を絶滅(不謹慎でスミマセン)することができました!

※上画像の赤い部分がウィルスが蔓延されている地域です。

このゲームをプレイして気付いたのが、ほとんど説明されないあるいはUIを理解しようとしないままゲームを進められたことです。


それはどうしてかと考えると「一般日常に起きていること」がゲームコンセプトだからかと思います。

一般生活に根付いた普遍的な物事をコンセプトにすることで既にどのようなルールなのか大概は把握してもらえているからシンプルなUIで直感的、かつ内容の濃いゲーム構成に仕上げることができると感じました。

よってチュートリアルもいらない!


持論ではありますが、新規ゲーム企画の際のちょっとしたヒントとしていかがでしょうか?

ぜひ皆さんも一度プレイしてみてください。


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Plague Inc. -伝染病株式会社-

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