【ポコロンダンジョンズ】質感の表現について【鉄】

お久しぶりです。

ポコロンダンジョンズ(以後ポコダン)、アートディレクター、イラストレーターの いのっち です。

ポコダンのイラストは基本的に線画、ハイライト、ベース、1影、2影の5色構成で描かれています。

今回はポコダンのイラスト制作において 5色でどのように質感を表現しているかをまとめていきたいと思います。


~鉄のような固いものの表現のコツ~

まずは鉄の表現をした画像をご覧ください。

①線画

・当たり前ですが、より固そうに角を角ばらせたり機械的なイメージで描くとこの時点で鉄のような表現ができます。

・今回は円柱ですが所々に欠けている部分を作り固さを表現しています。


②色選びの工夫

・ベースを基準に影を選んでいくのですが、コントラスト(明暗の差)を強くする様に選ぶとより鉄のぎらぎらした表現ができます。

金の延べ棒などを見ていただくと影の部分は黒に近く表現されていることがわかると思います。

今回の色選びはこのようにしています。

色の選び方は過去にブログにあげた 「最近の絵柄について」に沿って選択しています。



③コントラストを強く表現する工夫

・ベース色の隣に2影の暗い色を置いて色の差を出してあげると表現できます。

違いが分かりやすいように球体で描いてみました。

左がベース色の隣に2影を置いたもの、右がベース色の隣に1影を置いたもの

わずかですが左の方がより光沢があり固そうな印象を与えてくれることがわかります。


・ハイライトとは逆の影の端に反射光を描くとよりコントラストが強くなった印象を与えてくれます。(場合によっては1色増やしたりもします。)

反射光で色を1つ足した方が深みが出てより輝いて見えると思います。


限られた色数の中でどのように表現して質感を出していくか試行錯誤しつつ、今後もポコダンのクオリティをあげて行くようにしていきます!


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